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バーミンガム大学院留学 国際金融学を学ぶ 01

〜グローバル・スタンダードな自分になるために〜

上村 真之介さん


留学先:バーミンガム大学 留学分類:大学院・MBA留学 専攻名:International Money & Banking MSc 留学期間:2017年9月~2018年8月 beoの留学サポートを利用して留学


大学卒業後、高校時よりお考えになっていた『イギリス大学への留学』を実現された上村さん。リーマンショックという大きな出来事を目の当たりにし、国内大学でも国際経営学を学んでおられましたが、金融分野への更なる知識を深めたいと思い、バーミンガム大学のビジネススクールへの留学を決意されました。分野は決まっていても、どのように情報を集め、学校・コースを絞っていかれたのか、留学の壁はなんだったのか、お聞きしました。

 

Q. 留学をしようと思ったきっかけや、理由があれば教えてください。


高校1年生でロンドンへ語学留学を経験し、いつかイギリスの大学で学びたいという夢を持っていました。リーマンショックが人々の心理に大きな影響を与えたことから、金融に関して学びを深めたいと思ったのがきっかけです。

高校1年の夏に2週間、ロンドンへ語学留学に行ったのがきっかけで、以前から世界(できればイギリス)の大学で学びたいという夢を持っていました。しかし、高校を卒業して直接海外の大学に進学することは、当時の僕には非現実的な目標だったので、国際性豊かな国内の大学に進学し、大学院で海外に行く夢を持っていました。それが留学そのものの基本的な理由であり、きっかけです。


専攻分野として国際金融を選んだ理由は、金融政策についてさらに学びを深めたかったからです。高校生の時にリーマンショックを経験し、金融が世界経済、引いては世界中の人々の心理まで変えていく様子を目にしました。そこで、国際金融とは一体何なのか、大学学部の4年間を通じ勉強してきました。その結果、金融の安定化のために必要な金融政策とは一体何なのか、より学びを深めたいと思い、大学院でも引き続き国際金融を専攻することにしました。


学部在学中に、学部短期留学も検討しました(beoに最初に電話した時はこれについての相談でした)が、同じ期間(1年)と同じくらいのお金をかけて行くなら、学位を取りたいーーそう思うようになり、目標を変えることなく大学院への進学を決意しました。もちろん、背中を押してくれた両親や周囲の人達のおかげでもあります。


Q. 留学先を決めるにあたって、どのようにして情報を集めましたか?


オンライン上での情報集め、友人からの話や評判を聞いたりといったこともたくさんしましたが、一番大事なことを教えてくれたのはbeoのカウンセラーさんでした。

beoのカウンセラーさんや留学フェア、各セミナーでの情報集めはもちろん、各大学のホームページ、様々な大学ランキングなど、オンラインでの情報集めもたくさんやりました。大学のOnline Open Day(オープンキャンパスみたいなもの)に参加して、チャットで直接大学の人に質問して情報を集めていたこともあります。数は少ないですが、イギリスに住む友人やすでに進学している友人などからも話や評判を聞いたりもしました。


ただ僕の場合は「どこから情報を集めるべきか」よりも「どんな情報を集めるべきか」ということをまず知らなければなりませんでした(それくらい留学には無知だった)。ですので、そういった(情報集めにおいて)"一番大事なこと"を教えてくれたのはbeoのカウンセラーさんでした。そういう意味も込めて、一番活用していたのはbeoかもしれません。


Q. 留学先の絞り込みのポイントは何でしたか?なぜイギリスを選んだのかも教えてください。


前述の経験から、イギリスの大学院ということは決めていたので、国選びに迷いはありませんでした。留学先の絞り込みはとても難しかったのですが、大きなポイントの一つに「今の自分に足りないものが得られるかどうか」がありました。私が卒業した大学は国際性が豊かで、それ自体はとても誇りに思います。ですが歴史は浅く、アカデミックな実績もまだまだこれからです。そういう面で、大学の4年間で得られなかったものが多く得られるはずだと考え、歴史・研究実績等で認められているラッセルグループから大学を絞り込んでいきました。それ以外にも当然、学びたい内容ややりたいこと、大学のランキングなど、気にしている項目を並べて各項目・各大学に点数を付け、客観的に大学を比較したりもしました。


Q. 最終的にバーミンガム大学のプログラムを選んだ理由は何でしたか?


何が起こっても、その選択を後悔しない自信があるかどうか。

「学びたいことが学べる」「その後のキャリア形成につながる」など、当たり前な理由ももちろんありますが、最後の最後に決め手となったのは、すでにリーズ大学大学院に進学していた親友がくれたアドバイスでした。それは「自分の期待に沿わないことが起こっても、後悔しないと思える選択をしたほうがいい」ということでした。というのも、彼自身、ある教授のある科目を受けたくてリーズ大学に進学していましたが、運悪く、彼の留学期間にはその講義は開講されていなかったそうです。


勉強したかったことが勉強できない(かもしれない)。経験したかったことが経験できない(かもしれない)。それでも自分はその選択に納得できるか?ーー この問いに、YESと言えるかどうかで、最後に進学先を選びました。


とは言え、「自分に合っている気がする」という根拠の無い理由も、学校/プログラムを選んだ理由の一つであったことは、書いておいた方がいいかもしれませんね(笑)そういう肌感覚も大事にしたかったので。


Q. 留学をするにあたっての一番乗り越えなくてはならない壁は何でしたか?

(費用、休暇の確保など)

僕の場合は推薦状を頂くことだったと思います。大学にはいましたが、病気のため長期間ゼミを休んでいた時期がありました。また、推薦状を2枚貰うためにはゼミの担当教授以外の先生にも書いていただかなければなりません。そのため、きちんと推薦状をもらえるのか不安がありましたが、担当教授は快くゼミへの復帰を快諾してくださり、推薦状も執筆してくださったので、教授の優しさに助けられてこの壁は乗り越えることができました。


もう一通の推薦状は、別の金融系の科目でよくお世話になった教授に執筆をお願いし、こちらも快諾してくださいました(頼みに行くときは心臓が飛び出るかと思うくらい緊張していましたが笑)。今でも両先生方には本当に感謝しています


Q. beoのサポートを利用したからこそ実現できたと思うことがあれば教えてください。


出願から合格、Visaの申請まですべての道のりがbeoのサポートのおかげだと思います。特に、「合格できる志望動機書」を書くことができたのはbeoサポートを利用したから。

出願から合格、Visaの申請まで、全ての道のりがbeoのサポートのおかげだと思うところが正直な感想です。ですが、大きい成果の一つは、合格できる志望理由書(Personal Statement)をきちんと書けたことだと思います。自分の周りには、イギリスの大学院に進学する人が少なく、志望理由書の正しい書き方は大学でも学べません。しかし、beoで受けた志望理由書セミナーで審査の厳しさを知り、どういう対策・ポイントが大事なのかを最初に学ぶことができました。


また、メンバーサイトに掲載されている過去の合格者の志望理由書もたくさん参考にさせていただきました。実際、スペルミスや文法など、正しい英語を使うことは大前提であり、むしろ「何を書くか」の方が重要で難しかったと思います。その志望理由書1枚で、世界中の志願者と競争して合格を勝ち取りに行くわけなので、その中で「合格できる志望理由書」を書くことができたのは、まさしくbeoのサポートを利用したからだったと思います。


Q. 留学先での目標や、実現したいことがあれば教えてください。


まずはきちんと学位を取って帰国することが目標です。自分の興味のあることであるとはいえ、決して簡単ではないはずなので、きちんと勉強し、単位と学位を取りたいと思います。また、課外活動も少しできたらと思っています。


大学のある地域(ローカル)に貢献したり、その地域に関わる活動に参加して、自分の暮らす街のことを知れれば、生活そのものもより一層充実していくと思います。スポーツ系のSocietyやボランティアなど、具体的な活動内容はまた渡英して興味が持てるものを探したいと思います。


Q. 留学を終えた後の、将来の目標やビジョンがあればぜひお聞かせ下さい。


正直なところ、卒業後の目標や進路はまだ一つではありません。留学を考え始めた頃は目標はかなり絞られていましたが、今は就職して働くことも、勉強を続けること(博士課程など)も選択肢として考えています。まだ渡航前ということもありますし、大学院で学んだ結果、あるいは留学して新たな世界に触れた結果、全く違う目標が見えてくることもあるので、そこは柔軟に考えています。


ただ、いずれの選択肢を取るにしても、常にアンテナは世界に向けておきたいとは思います。保護主義が台頭したり、これからもし経済が下火になったとしても、グローバル・スタンダードであり続けたいと思っています。そういう意味では、これがビジョンの一つだと思いますし、卒業後の進路を決断する時にも役立つかもしれません。


Q. 留学したいとお考えの方や、留学を迷っている方へのメッセージをお願いします。


積極的なチャレンジするのが一番。beoは心強いサポーターになってくれます。

個人的には、留学を考え始めた今、積極的にチャレンジするのが一番だと思います。もちろん、留学できる環境を整えるのは簡単ではありません。お金も時間もかかるし、健康な体も必要だし、周りの人の協力も不可欠です。不安もあります。ですが、もし今その環境が整っている、あるいは頑張れば整いそうなのであれば、今こそが留学に向けて動き出すタイミングなのではないでしょうか?


そして動き出す1歩目は、まずはbeoに電話をかけることです(笑)「留学を考えているんだけど」と電話で話せば、beoのスタッフさん達は必ず正しい質問を投げかけてくれて、次のステップがどんどん見えてきます(何より僕自身がそうでした)。万が一それで「今は留学のタイミングではない」ということが分かっても、それはそれで大事な一歩です。


一方で、留学できると分かれば、あとはbeoのスタッフさんたちと一緒に留学という「夢」を「目標」に変えて、「目標」を「達成」していくだけです。beoはその過程でとても心強いサポーターになってくれます。


僕自身もこれからが留学本番なのであまり偉そうなことは言えませんが、皆さんにもぜひ、留学という夢の実現に向けて一歩一歩進んで行って欲しいと思います。一緒に頑張りましょう!

 

オンラインでの積極的な情報収集や、現地の方からのヒアリングに加え、beoのサポートを有効的に活用していただいた上村さん。リアルな現地の最新情報を絶えず仕入れる努力をされたことに、beoが持つ専門的な情報を掛け合わせたことも、留学実現を可能にした大きな要因だと感じました。


留学後のビジョンに不安な方、迷いのある方は多いと思いますが、上村さんのお話しは非常に参考になったのではないでしょうか。「どんな選択肢を取るにしても、常にアンテナは世界に向けておきたい」、その選択肢を広げたり、アンテナを増やしたりするために上村さんは留学という道を選択されました。「留学できる環境を整えること」の大切さも、上村さんはおっしゃっていましたが、整えるためのサポートも、beoでは一緒に考えていきます。


世界の金融や経済界の知識を蓄え、ぜひ将来に役立つ留学を経験していただきたいと思います。頑張ってください。

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