バーミンガム大学 University of Birmingham

イギリス留学

留学体験談

バーミンガム大学で平和学を学ぶ 第9回 卒業式(Degree Congregation)

福島 勁太郎さん
  • 留学分類:大学院留学
  • 専攻名:国際関係学/ 平和学 International Relations(International Peacekeeping) MA
  • 留学期間:2013年9月〜2014年9月
  • beoの留学サポートを利用して留学
  1. 渡航前インタビュー
  2. 渡航前にすべきこと
  3. バーミンガムについて
  4. バーミンガムでの生活とNHS(イギリスの公的保険)
  5. 現地での授業・エッセイ
  6. テスト・修士論文
  7. 留学中の英語サポート
  8. 就職活動(新卒向け)
  9. 卒業式(Degree Congregation)

将来、平和構築や紛争解決の分野で活動したいと、留学を決意された福島さん。留学を終えて、振り返って体験談を寄せてくださいました。


前回でブログの執筆を終わらせるつもりでしたが、2014年12月11日に卒業式がありましたので、それについて、この場でお話しできればと思います。

 卒業式の出席の準備―出席予約・ガウンの予約・最終成績の確認―

9月の中旬に修士論文を出した後は審査結果を待つ期間に入りますが、12月の卒業式に出席したい場合、修士論文を提出してから、そんなに日が経ってない頃に卒業式の出席予約をバーミンガム大学の学生専用ポータルサイトでしなければなりません。これは修士論文の成績を含め、最終成績が出る前(11月上旬より前)にやるのでスケジュールに注意が必要です。

卒業式の出席予約ができたら、次は卒業式で着るガウンの予約です。ガウンはバーミンガム大学と提携しているEde and Ravenscroftから購入もしくはレンタルできます。ガウンの予約はEde and Ravenscroftの専用ページから、最終成績が出る前でも後でも可能ですが、11月下旬までに終える必要があります。私はレンタルしたのですが、価格は一式セットで£51.00でした。(蛇足ですが、「ガウンを借りる」はイギリス英語で'Hire a graduation gown'と言います)

そして最後に最終成績の確認(11月上旬)です。ここで卒業可能かやっと分かります。学生専用のポータルサイトで確認するのですが、修士論文の結果も確認することになるので、かなりドキドキします。最終成績ですが、with Meritで卒業できたので、非常に安心しました。卒業可能と安堵したところで、矢継ぎ早に航空券の購入やホテルの予約などをして、準備完了です。

イギリスの大学院の成績システムについて補足

"Distinction" "Merit" の成績は、就職活動のアピールポイントに

イギリスの大学院では概して、成績は

  • Distinction
  • Merit
  • Pass
  • Fail

の4種類で出ます。

Distinctionは非常に優秀だった学生に与えられます。次点で良い成績を修めた学生にMeritが与えられます。上記の二つは卒業証明書にwith Distinction、もしくはwith Meritと記され、就職活動や博士課程へのアプライのアピールポイントになります。特にwith Distinctionは奨学金申請で非常に有利になるでしょう。

Passは、成績はDistinctionやMeritのレベルに及ばなかったけれど、コースの修了条件は満たした(つまり卒業できる)学生に与えられます。こちらはDistinctionやMeritと違って、卒業証明書に何も記載されないのではないでしょうか。そうである場合、卒業証明書に何も書かれていない=普通のPassとバレバレなので、そこは留意しておいた方が良いと思います。

Failは日本語に訳すと「落第」です。これは絶対に取ってはいけません。卒業できなくなります。

 卒業式 当日の流れ

当日は式が始まる前に自分が着るガウンを取りに行かなければなりません。まず事前に卒業式の出席予約をしていれば、自分のチケットが用意されているはずなので、それを手に入れてから、ガウンを取りに行きます。受け取る場所に行くと、受け取るだけではなく、専門のスタッフがちゃんとガウンを着させてくれます。

Ede and Ravenscroftは記念写真の撮影も行っているので、予約して、撮影代金のカード払いを済ませている人は続けて、記念撮影の方に入ります。後は残った時間を活用して、式が始まるまで、校内で自分のカメラで友人と写真撮影していれば良いでしょう。

このチケットを提示して、式場に入ります

 式の様子

大学の総長と握手をして、'Congratulations'

式典が始まる前には自分の指定席に座っていなければなりません。ドアが閉まるのは割と早いので、注意が必要です。

卒業式はThe Great Hallと呼ばれるかなり格式だった会場で行われます。音楽隊による演奏に始まり、卒業祝いの祝辞を聞くなど、かなり本格的なので、非常に良い経験でした。

式の途中で卒業生は一人一人、名前を呼ばれて、登壇して、バーミンガム大学の総長(Chancellor)と握手をします。一人一人に声をしっかりかけているようで、'Congratulations'と言われた時は非常に嬉しいものを感じました。日本の大学の卒業式とはまた違った趣きがありますので、イギリスの大学や大学院に進学したら、卒業式にはちゃんと出た方が良いと思います。

 配布資料と成績

全員の成績がわかる配布資料

総長と握手をした後、自分の席に戻る途中で卒業式の資料や卒業証明書・成績証明書を貰います。卒業証明書は見たところ、割とあっさりしていますが、それでも、ちゃんと貰えた時の感動は一入でした。ただビックリしたのは卒業式の資料です。そこには誰がwith Distinction、with Merit、もしくはPassで卒業したのか書いてありました。

見たところ、Meritを貰っている人がとても多かったので、私が所属していたSchool of Government and SocietyでMaster of Arts(MA...「文学修士」の意)を取得した院生の中で誰がどの成績で卒業したのか、パーセンテージを自分で集計してみました。結果は

  • Distinction→約13%
  • Merit→約61%
  • Pass→約26%

で合わせて、約74%の院生がDistinctionかMeritで卒業していることが分かりました。意外と数字が大きいことに驚きました。

ただこれらの数字から思うのは、Passを取ってしまった場合、非常に目立つということです。現に卒業式の配布資料でもwith Distinction、もしくはwith Meritと記されていない学生のところは割と目立って、すぐに分かります。成績が良かったか、そうでなかったか、卒業式でバレバレになりますので、留学中はちゃんと勉強した方が良いと思います。

The Great Hallの外で写真撮影する卒業生達

 イギリスで修士課程を修了して

突き詰めて考えてみれば、ただ単に「留学してみたい」という素朴な思いから、目指したイギリスの大学院留学ですが、しっかりと卒業できて、安堵と喜びの双方を感じています。

初めての留学ということで、慣れない勉強に慣れない生活と慣れない尽くしで、かつ就職活動のハードルが高いということを肌身で感じ、結構なストレスでした。ですが、最終的には無事にコースを修了し、卒業式に念願のガウンを着て、臨めたので、その時は今までのハードワークが報われたと感じました。親を含め、20代前半でこのような環境を与えてくれたすべての方に感謝したいです。

駄文でしたが、最後まで閲覧頂きありがとうございました。